Windows Update後やサインイン時に、「Windowsへようこそ」「デバイスのセットアップを完了しましょう」「Microsoftアカウントでサインイン」などの画面が突然表示されることがあります。Windows標準の案内画面であれば、必ずしも故障やウイルスではありません。ただし、画面の種類によって閉じ方や再表示を減らす方法が異なるため、まず表示内容を確認しましょう。
まず結論
- Windowsへのサインイン直後に出た標準の案内画面なら、慌てて入力を始める必要はありません。
- 利用中のパソコンに出る追加案内では、今は設定せず、後から設定できる場合があります。
- 「スキップ」「後で」「キャンセル」などの選択肢は、画面やWindowsのバージョンによって異なります。
- 再起動は案内を表示しにくくする設定ではないため、最初の対処にはしません。
- Windows 11では「設定」→「システム」→「通知」から、更新後やサインイン時の案内を減らせる場合があります。
突然Windowsの案内画面が出ても、まず慌てない
普段はすぐデスクトップが表示されるのに、電源を入れた直後やサインイン後に青や白の案内画面が出ると、不安になるかもしれません。
Windowsには、更新後の新機能を案内する画面や、Microsoftアカウント、OneDrive、Microsoft 365などの追加設定を案内する画面があります。これらは初回起動だけでなく、Windows Update後やサインイン後に表示されることもあります。
まず、次の3点を確認してください。
- Windowsへのサインイン直後に表示された画面か
- 「Windowsへようこそ」「デバイスのセットアップを完了しましょう」などの見出しがあるか
- 電話番号への連絡、料金の支払い、遠隔操作ソフトの導入を求めていないか
Windowsの案内画面に見えても、ブラウザーの中に表示された警告は別物です。電話番号や支払いを求める画面については、後半の「ブラウザー内のMicrosoft風警告画面とは区別する」で確認してください。
表示された画面がどれか確認する
似た見た目でも、目的の違う画面があります。画面名が分からなくても、表示されている文章と、パソコンを使い始めた時期から判断できます。
「Windowsへようこそ」と表示される画面
Windows Update後やサインイン後に、新機能やおすすめを案内するWindows welcome experienceが表示されることがあります。利用中のパソコンに出た案内で、画面内に「今はスキップ」「後で」などの選択肢がある場合は、内容を確認したうえで後回しにできます。
ただし、選択肢の名前や場所はWindowsのバージョンによって変わります。「今はスキップ」が必ず表示されるとは限りません。
以下は、既存記事で記録していたWindows 10当時の画面です。現在のWindows 11とは表示が異なる場合があります。

当時の画面では、左下の「今はスキップ」を選ぶと通常の画面へ戻れました。現在のWindows 11では、同じ位置や名前の選択肢があるとは限らないため、画面の端も含めて「後で」「今はしない」などに相当する項目を探してください。
「デバイスのセットアップを完了しましょう」と表示される画面
これは、利用中のパソコンに追加設定を促す画面です。Microsoftアカウント、バックアップ、OneDriveなどの設定が未完了の場合や、Windowsの更新後などに表示されることがあります。このような追加セットアップ画面は、SCOOBEと呼ばれる仕組みに含まれる場合があります。
表示内容や選択肢は、Windowsのバージョン、現在のアカウント、すでに設定済みのサービスによって変わります。「スキップ」「後で」「今はしない」などに相当する選択肢が表示されている場合は、説明を読んでから選びます。
以下もWindows 10当時の実画面です。当時は左下に「3日後に通知する」が表示されましたが、現在も同じ文言が出るとは限りません。

Microsoftアカウントへのサインインを求める画面
追加セットアップを進めると、Microsoftアカウントでのサインインや、ローカルアカウントからMicrosoftアカウントへの切り替えを案内されることがあります。
利用中のパソコンに出た追加案内であれば、画面にキャンセルや後回しの選択肢がある場合、その場で切り替えずに通常の画面へ戻れることがあります。一方、購入直後や再インストール直後の初回セットアップでは条件が異なります。
以下はWindows 10当時のサインイン案内です。当時は「キャンセル」を選ぶと通常画面へ戻れました。Windows 11のすべての画面に同じボタンがあるという意味ではありません。

Windowsの初回セットアップ画面
購入直後のパソコンや、Windowsを再インストールした直後に、地域、キーボード、ネットワーク、ライセンス、アカウントなどを順番に設定する画面はOOBEと呼ばれます。
OOBEは、すでに使っているパソコンへ後から出る追加案内とは別です。Microsoftの現行案内では、Windows HomeまたはProのセットアップ完了にはインターネット接続が必要とされています。利用中PCの追加案内で使えた「後で」や「キャンセル」が、初回セットアップでも使えるとは限りません。画面の指示を確認してセットアップを進めてください。
今すぐ設定したくない場合の閉じ方
利用中のパソコンに出た案内で、今すぐMicrosoftアカウントやバックアップを設定したくない場合は、次の順番で確認します。
- 画面の見出しと説明を読む
- 画面の左下、右下、下端に「今はスキップ」「後で」「今はしない」「キャンセル」などに相当する項目がないか確認する
- 項目がある場合は、選択後に通常のデスクトップへ戻るか確認する
- 「次へ」しか見つからない場合は、すぐに何度も押さず、画面の端や小さな文字も確認する
選択肢の名前は環境によって異なります。この記事の古い画像と同じ文言が見つからなくても、異常とは限りません。
案内を後回しにしても、利用中のパソコンでは後からWindowsの設定画面でアカウントやバックアップを設定できる場合があります。ただし、初回セットアップ中は必要な設定を完了しないとデスクトップへ進めないことがあります。
Windows 11で案内画面の再表示を減らす方法
Windows 11では、次の順番で通知設定を開きます。
- スタートメニューから「設定」を開く
- 「システム」を選ぶ
- 「通知」を選ぶ
- 画面を下へ進み、「追加の設定」を展開する
「追加の設定」では、次の意味に相当する項目を確認します。
- 更新後やサインイン時に、Windowsのウェルカムエクスペリエンスを表示して新機能やおすすめを案内する項目
- Windowsを使用するときに、ヒントや提案を受け取る項目
表示を減らしたい場合は、該当する項目のチェックを外します。Windowsのビルドや表示言語によって文言が変わることがあるため、項目の意味も確認してください。
この設定で、更新後やサインイン時の案内を減らせる場合があります。ただし、初回セットアップ、重要な設定確認、Microsoftアカウントやサービスごとの案内まで、すべてが完全に表示されなくなるとは限りません。
詳しい現行項目は、Microsoft公式のWindowsの通知設定でも確認できます。
Microsoftアカウントを使うか迷っている場合
Microsoftアカウントを使うかどうかは、突然出た画面に急かされて決めるのではなく、違いを確認して判断します。
Microsoftアカウントとローカルアカウントの違い
ローカルアカウントは、そのパソコン上に作成されるアカウントです。サインイン自体にインターネット接続は必要なく、Microsoftのクラウドサービスとは独立しています。
Microsoftアカウントは、Outlook.com、OneDrive、Microsoft 365、Xbox、Windowsなどで使うアカウントです。WindowsへMicrosoftアカウントでサインインすると、対応する設定やファイルを複数のデバイスで同期したり、Microsoftのサービスへアクセスしたりできます。Microsoftは、WindowsへのサインインにMicrosoftアカウントを推奨しています。
どちらかを一律に「不要」「使わない方がよい」と決めるのではなく、同期やクラウド連携を使うか、パソコン内だけのアカウントを使うかで判断します。
現在使っているアカウントを確認する
Windows 11では、次の順番で確認できます。
- 「設定」を開く
- 「アカウント」を選ぶ
- 「ユーザーの情報」を開く
表示される名前やメールアドレス、切り替え用リンクから、現在のサインイン方法を確認できます。組織が管理するパソコンでは項目が異なる場合があるため、会社や学校の管理者の案内を優先してください。
後から切り替えることもできる
利用中のパソコンでは、「設定」→「アカウント」→「ユーザーの情報」に、現在のアカウントに応じた切り替えリンクが表示されます。ローカルアカウントからMicrosoftアカウントへ切り替えることも、Microsoftアカウントからローカルアカウントへ切り替えることもできます。
詳しい違いと切り替え手順は、Microsoft公式のローカルアカウントとMicrosoftアカウントの切り替え方法を確認してください。
閉じる・スキップする項目が見つからない場合
まず、購入直後・再インストール直後の初回セットアップではないか確認します。初回セットアップなら、利用中PCの追加案内と同じ方法で閉じられない場合があります。
利用中PCの追加案内なのに操作できない場合は、次の順番で確認します。
- 数十秒待ち、画面の読み込みが終わるか確認する
- マウスだけでなく、Tabキーで選択項目が移動するか確認する
- 画面の下端が見切れている場合は、表示倍率や接続中の画面に問題がないか確認する
- それでも反応しない場合に限り、通常の再起動を検討する
既存記事では、Windows 10当時にCtrl+Alt+Deleteを押し、電源メニューから再起動すると通常画面へ戻れたことがありました。ただし、再起動は案内設定を変更する方法ではなく、同じ画面が再表示される可能性があります。作業中のファイルがある場合は、保存できることを確認してから再起動してください。
電源ボタンの長押しによる強制終了や、再起動とシャットダウンの繰り返しを標準の対処にはしません。画面が完全に固まり、通常の再起動もできない場合は、パソコンメーカーの案内も確認してください。
ブラウザー内のMicrosoft風警告画面とは区別する
Windowsの標準案内に似せた偽警告が、Webブラウザーの中に表示されることがあります。次のような画面では、表示された電話番号へ連絡したり、支払いをしたり、遠隔操作ソフトを入れたりしないでください。
- EdgeやChromeなど、ブラウザーのタブ内に表示されている
- 「今すぐ電話しないとデータが消える」など、急いで行動するよう迫る
- サポート料金、暗号資産、ギフトカードでの支払いを求める
- 電話番号へ連絡するよう求める
Microsoftは、正規のエラーや警告メッセージに電話番号を表示しないと案内しています。不審な画面では個人情報やパスワードを入力せず、ブラウザーを閉じてください。
詳しくはMicrosoft公式のテクニカルサポート詐欺から身を守る方法を確認してください。
Windows 10の場合
ここまでに掲載した3枚の案内画面は、既存記事で記録していたWindows 10当時の実例です。「今はスキップ」「キャンセル」「3日後に通知する」は当時の表示であり、別のバージョンでも同じとは限りません。
Windows 10で案内の再表示を減らす設定は、既存記事では次の場所にありました。
- スタートメニューから「設定」を開く
- 「システム」を選ぶ
- 「通知とアクション」を選ぶ
- 更新後やサインイン時のWindows案内、デバイス設定の完了提案、ヒントやおすすめに関する項目を確認する
以下はWindows 10当時の「通知とアクション」画面です。

Windows 10は2025年10月14日に通常サポートが終了しました。パソコン自体は引き続き動作しますが、通常のセキュリティ更新や技術サポートは終了しています。利用環境に応じて、Windows 11へ移行できるか確認してください。
まとめ
「Windowsへようこそ」「デバイスのセットアップを完了しましょう」「Microsoftアカウントでサインイン」などが突然出ても、Windows標準の案内画面なら、必ずしも故障やウイルスではありません。
利用中PCの追加案内では、画面内に「後で」「今はしない」「キャンセル」などに相当する選択肢がある場合、その場で設定せず通常画面へ戻れることがあります。ただし、購入直後や再インストール直後の初回セットアップは別で、同じ方法で閉じられるとは限りません。
Windows 11では「設定」→「システム」→「通知」→「追加の設定」を確認すると、更新後やサインイン時の案内を減らせる場合があります。Microsoftアカウントを使うか迷う場合も、突然出た画面で急いで決めず、ローカルアカウントとの違いを確認してから判断しましょう。






