Windowsパソコンで画像の一部や人物のみを切り抜き違う背景に変えたりする場合は画像編集専用ソフトが必要ですがWindows10にはペイント3Dというソフトが標準で入っています。
専用ソフトと比べ細かい部分を綺麗に切り抜くことはできませんが大まかに切り抜くには十分で操作も簡単にできます。
画像編集専用ソフトを使わずにWindows10標準ソフトのペイント3Dで背景を透明にし画像の一部や人物などの特定の物を切り抜く方法を紹介します。
大まかな手順は画像を切り抜き→切り抜いた画像をコピー→透明なキャンパスを新規作成→コピーした切り抜き画像を貼り付けるとなります。
Win10標準画像編集ソフト人物のみ切抜きできるペイント3D開き方
Windowsの画像編集ソフトはペイントでしたがWindows10ではトリミングや画像の切り抜き、人物のみを切り抜き背景を透明にするなどの機能を有する「ペイント3D」が標準で追加されています。
スタートボタンをクリックしソフト一覧からペイント3Dを開きます。
【ここに入力して検索】に「3D」と入力して開く事もできます。
ペイント3Dで切抜きたい画像を開く
ペイント3Dの起動画面です。
起動画面の中の【開く】をクリック
メニュー画面の中の【ファイルを開く】をクリック
エクスプローラーが表示されるので切り抜きをしたい画像が保存されている場所を選択し切り抜き対象の画像を選択後に【開く】をクリック
ペイント3Dの作業画面上に編集する画像が開き表示されます。
画像の切抜き範囲を絞る【マジック選択】
ペイント3Dの編集画面に切り抜きを行いたい画像が表示されたら左上にある【マジック選択】をクリックします。
画像の端に白い〇が表示され、ドラック&ドロップにて切り抜きたい範囲を絞ります。
切抜きの範囲を絞る事が出来たら右側にある【次へ】をクリックします。
切抜き部分の追加(えんぴつ)と削除(消しゴム)
切り抜く部位以外は色が暗くなり切り抜き部位は緑の線で囲まれます。
右側にある鉛筆マークの【追加】をクリックし切り抜きで残したい部分をドラック&ドロップで追加します。
右側にある消しゴムマークの【削除】をクリックし、切り抜きされない余分に残ってしまった部分(人物以外の部分)をドラック&ドロップし切り抜き範囲を調整します。
切抜き範囲の選択が完了したら【完了】をクリックします。
切り抜いた範囲の周りに表示角度を変更する〇いボタンが表示され切り抜いた画像はドラック&ドロップで移動できるようになります。
ペイント3Dで切り取った人物画像をコピーする
人物のみを切り取った画像を選択し右クリックからコピーし左上の選択をクリックします。
メニュー画面が表示されたら【新規作成】をクリックします。
ペイント3Dで編集中にメニューから新規作成を選択すると編集中の画像を保存するかどうかの選択を求められます。
既に切り取った画像はコピーしているので【保存しない】をクリックします。
ペイント3Dで背景を透明にして切り取った画像を貼り付ける
新規作成後に画面上部の【キャンパス】をクリックし画面右上にある【透明なキャンパス】をオンにします。
白かったキャンパスが透明になります。
透明になったキャンパスを右クリックし貼り付けをクリックし先ほどコピーした切り抜き画像を貼り付けます。
切り抜いた画像が貼り付けできましたが画像がキャンパスをはみ出しているので表示サイズを右上の-をクリックするかゲージを-側に移動して表示サイズを調整します。
表示サイズを調整して全体が見えるようになったら切り抜いた画像の端にある□をドラック&ドロップでサイズを縮めます。
切り抜いた画像だけではなくキャンパス自体も端の□をドラック&ドロップでサイズを縮めます。
キャンパスサイズと切り抜いた画像のサイズが調整できたら【メニュー】をクリックします。
メニュー画面が表示されたら【名前を付けて保存】をクリックし【画像】をクリックします。
ファイルの種類を【PNG(画像)】になっている事を確認し【保存】をクリックします。
完成した切り抜き画像の保存先を選択しファイル名を付けて【保存】し完成です。
まとめ
Windows10標準ソフトのペイント3Dで写真や画像から選択した一部分(人物のみなど)を切り取り、透明な背景にする事でExcelやWord、PowerPointに切り抜き画像を使用できます。
人物のみや人物の顔のみを切り取る事で他の画像と合成したり背景のみを変える事ができます。
今回は、写真から人物のみを切り取ってコピーし、新規に作成したキャンパスの背景を透明にして、切り取った人物画像を貼り付ける方法を紹介しました。
切り取った画像をそのまま違う背景に合成させる事はできますが一度保存すると切り抜き画像の位置を変更したりといった編集ができなくなります。
ペイント3Dで再編集する場合であれば【ペイント3Dプロジェクトとして保存】することでペイント3D上で何度も編集ができます。